こんにちは!ダイビングインストラクターのかっきーです◎
国内外問わず体験ダイビングを経験したことがある方や、
ダイビングライセンスを取得した方からよく耳にするのが
「ビーチダイビングしんどいわ~」というお話。
心の底からよくわかります(笑)
今回は辛い思い出が多いビーチダイビングの解説と楽にするためのコツ等について解説していきます(^^♪

ビーチダイビングとは

ビーチダイビング
一般的にダイビングはボートからドボン!のイメージが強いと思います。
このボートからドボンのダイビングをボートダイビング(そのままやん)と呼ぶのに対し、
砂浜や海岸からエントリー(入水)して、地面に沿って泳ぐにつれてどんどん深くなっていく
ダイビングをビーチダイビングと呼びます。

初めてのダイビングはビーチダイビングをオススメすることが多い

初めてのダイビングというのは旅行先での体験ダイビングや、
ダイビングライセンス取得のための海洋実習のことを指します。
要はダイビングの経験が浅い方にお勧めすることが多いということです。
理由としては次の通り☟

多くのビーチダイビングポイントは水深が極めて浅い

ボートダイビングですといきなり水深20m以上あったりするのに対し、
ビーチダイビングの場合は基本的に最初は足がつくような水深です。
そこから沖に向かうにつれて少しずつ深くなってくるので
ダイビングの基本的な動き(緊急時の対処法や各種ダイビング器材の扱い方)の練習がしやすく、
かつダイビングにおける必須スキルの一つである「耳抜き」も練習しやすいです。
ビーチダイビング

海況(海の状況)によるトラブルを回避しやすい

ダイビングをするにあたり海況の確認は陸で事前に行うことができる大切な安全管理の方法の一つです。
ボートダイビングでは水面や水中の状況を自分の目で確認することは難しいですが、
ビーチダイビングなら見たままです。
波の有無、透明度等自分の目でパッと見ただけで判断することが可能です。

ダイブプランの修正・変更をしやすい

ダイブプランとはダイビングの予定のことを指します。
例えばボートダイビングでは多くの場合ボートの出航時間が決まっており、
1日数便予定されている出航時間から予約する形になります。
当日の交通トラブルや酔い等での体調不良に対応することが難しい場合も多々あります。
対してビーチダイビングの場合は時間的な余裕の有無や体力面、体調面等予想される様々なトラブルに
柔軟に対応することが可能です◎
以上の理由から初めてのダイビングや経験の浅いダイバーさんにお勧めすることが多いですね。

プロも愛するビーチダイビングポイント

ここまでの説明では「ビーチダイビング=初心者ダイバー向け」というイメージが付きそうですが、
一概にそうとも限りません。
ビーチダイビングとて水深が浅いところが割合として多いというだけで、
プロの水中写真家ダイバーさんやダイビングインストラクターの休日の遊びのダイビングで
よく選ばれるスーパービーチダイビングポイントも存在します◎

和歌山県 紀伊大島・内浦ビーチ

ビーチダイビング
冬季限定という特殊なダイビングポイントです。
平均水深はなんと20m超え。
ここではダイビングではなかなかお目にかかれない深海魚や、
アジなどの大群にボートに乗らずに出会うことができます。


静岡県 熱海・初島

ビーチダイビング
手軽に行ける離島・初島。
こちらも水深は余裕の20m超え。
ここでは野生のイルカが生息していることも・・・
その他ダイバーに人気のサメ類とも出会えることもある
知る人ぞ知るビーチダイビングポイントです。


東京都 伊豆諸島・八丈島

ビーチダイビング
ダイビングは沖縄だけじゃない!を体現するスーパーダイビングポイント。
野生のウミガメが必ずと言っていいほどいます。
どれくらいかというと陸で言うハトです。(笑)
他にも本州ではなかなか見れない超豪華な生態系なので、
プロダイバーや生物学者の方にも愛される名ダイビングスポットです。


他にも無数にある有名なビーチダイビングポイント。
やはり多くの場合がボートダイビング級の水深や、
砂浜を歩かずにエントリー(入水)できるところが多いです。


ビーチダイビングの注意点

ビーチダイビングの最大の難所となるのが水中ではなく陸でしょう。
どうしても経験がまだ浅いダイバーさんが避けて通れないのが
砂浜を歩く」ということです。
ここで疲れてしまうことが多いのではないでしょうか?
そんなツライものの解説と少しでもラクになるようにいくつかコツを用意しました◎


どうして砂浜を歩くと疲れる?

ビーチダイビング
ただ単に砂浜を歩くだけなら楽しいもんですがビーチダイビングとなると
重たいダイビング器材を背負って少なからず歩く必要があります。
コンクリートの地面よりも砂浜は柔らかく、歩くときに足が沈む分
跳ね返ってくる力が少なく歩きずらいのです。
普段よりも体は随分重く、さらに歩くために使う力も普段よりも
必要なため疲れてしまうのです。


疲れるとダメ?

ダメというわけではないですが、よほど訓練狂でない限り疲れないに越したことはないはずです。
なぜなら陸上で疲れてしまうと次のようなダイビングにも直接影響が出るからです。


息が上がる

陸上で疲れると誰でも息が上がります。
その状態のままダイビングを開始すると呼吸が整わず、
浅くて速い呼吸を繰り返してしまい息苦しさや酸欠状態に陥る可能性があります。
こうなるともうダイビングどころではありません。
落ち着いてダイビングをするには呼吸を整えることが大切です◎


筋肉(主に足)が攣る(つる)可能性が上がる

筋肉を酷使した状態でダイビングを開始すると、
水中ではさらに足の筋肉を使うことになります。
ダイビングの終盤で足が攣る原因は陸から始まっているのです◎


どうすれば疲れない?

ビーチダイビング
ここからが当ブログの本番!
「誰でもこれをしておけば疲れない!」という魔法のコツは存在しませんが、
少しでもビーチダイビングが楽になるように、
ボクが実際にダイビングインストラクターとして現場で実践しているコツをご紹介します◎


エントリー(入水)までの最短ルートをまず確認

まずはこれです。これをやるやらないで大きな差が出ます。
要はゴール地点がわからない状態で歩くのか、
ゴール地点を知った上で歩くのかという違いです。
いきなり出ました精神論。(笑)


できる限りエントリーポイント付近でダイビング器材を装着

単純に歩く距離を短くすることです。
さらに付け加えれば、重たいボンベ等を背負う前に
マスクの曇り止め、グローブ装着、その他できる限りのエントリーの準備を先にしておく
ことです。
目的はただ一つ!「重たい状態での陸時間を徹底的に減らす」ことです。
歩いてなくても重たいだけで疲れますから(笑)


砂がきめ細かい&濡れてるところは避けて歩く

なんで?と聞こえてきそうです。
実際こんなこと考えてビーチダイビングしてる人はほぼいないと思いますが、
これはほんとにやるやらないで歴然の差です。
なんならボクはちょっと遠回りしてでも歩く場所を考えます。
理由としてはこんな風なものです☟


砂がきめ細かいと・・・
地面がクッション状態になり、少なからず踏み込んだ足が埋まります。
こうなると歩くのにかなり力が必要になるので、
できる限りきめ細かい砂よりも砂利風な粗い地面を歩いて足が埋まるのを回避します。


地面が濡れていると・・・
地面がびしょびしょに濡れてると柔らかくなり当然足が埋まります。
これはきめが粗い地面でも起こりうるので注意です。
ビーチダイビング
もちろん例外はありますので、簡単に言うと
「足が沈まない(埋まらない)地面を選んで歩く」ということです。


まとめ

ツラいビーチダイビングを少しでもラクにするためには、
ダイビングが始まる前の準備とコツが不可欠です◎
また、ダイビングの経験を積むにつれてベテランダイバーも御用達の
ビーチダイビングポイントにも挑戦できます。
ラクに、楽しく、安全にダイビングを続けていきましょう(^^♪