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ダイビングで浮上の際に気をつけることとは!

みなさん、こんにちは!
ダイビングスクールアズール梅田店のななこです😊

今回はダイビングを安全に楽しむために必要になってくる浮上についてご紹介していきます(^^)/
浮上方法を誤ってしまうと肺の過膨張障害などの潜水病にもつながるってご存じでしたでしょうか。
安全な浮上方法を理解して、安全にダイビングを楽しんでいきましょう!

正しくない浮上は急浮上!

ダイビングをしている人であれば誰もがしっていること、それは急浮上はしてはいけないということです!
急浮上は体に溜まった窒素が膨張して体に悪影響を及ぼしたり肺に負担がかかり様々な潜水病の原因に繋がります。

海の底から水面を見上げると、水面から太陽の光がまぶしく差し込んでおり、水面に浮かぶボートの船底が見え、水底に向かって降りてきている6名のダイバーも遠目に見えている。

急浮上したら起こること

◎減圧症

減圧症とは、簡単に言うと、ダイバーが吸っているタンクの空気の中に窒素が含まれており、
窒素は圧力がかかればかかるほど体内に溶けやすくなります。

体内に入った窒素は浮上と共にゆっくり体外に排出されますが、長時間深い場所でダイビングを行っているとその分体内に溶け込んだ窒素が多くなり、浮上の際に排出しきれず体内で窒素が気泡化してしまいます。それ以外にも浮上速度が早くても同様に気泡化します。
その影響で関節痛や神経系のマヒなどを引き起こします。これを減圧症といいます。

◎肺の過膨張障害

吸った空気を吐かずに浮上すると、肺の体積が膨張し限界までくると肺が破けたりすることがあります。
なので息を止めていたら出ていく空気が出ていけず肺が風船みたいに破裂することはありませんが肺に大きな損傷を与えることは確かです。このことを肺の過膨張障害といいます。
また、血管内に空気の泡が押し込まれ血液の流れを妨げることを空気塞栓といいます。

肺を膨張させない為にはゆっくりと浮上して必ず息は止めないように気をつけることです。

◎耳を傷めてしまう

通常はダイビング中の潜降時に耳に違和感を感じ耳抜きを行いますが、たまに浅い水深に移動している時に耳に違和感を感じることがあります。このことをリバースブロックといいます。
通常リバースブロックが起きたら浮上をやめ、耳の違和感が無くなるのを待ちますが、急浮上してしまうとすぐに止めることができないので耳への違和感が痛みに変わり耳が損傷してしまいます。

急浮上になってしまう原因

なぜ急浮上になってしまうのかご紹介していきます。

浮上中のダイバー

◎器材の操作ミス

ダイビングの器材の一つであるBCD(浮力調節器材)の操作ミスが急浮上に繋がります。
ダイビングを初めた方や、久しぶりにダイビングを行う方は、BCDの給気ボタンと排気ボタンを間違て押してしまうことがあります。
またBCDはメーカーによって操作方法が変わってきたり、給気ボタンがついていないBCDもあるので、ダイビングを行う前は必ず操作方法を確認し、押し間違えが起こらないように注意しましょう。

◎しっかりと排気ができていない

浮上中に、BCDやドライスーツの空気を排気せずに放置していると、中に入っている空気が水深が浅くなるにつれ勝手に膨張していくので、それが原因で急浮上につながります。
ただ浮上前に一気に空気を全部抜いてしまうと今度は浮力が足りず、浮上できなくなってしまうので、ダイブコンピューターの浮上速度警告音が鳴らないスピードで、少しずつ排気していきましょう。

浮上の際に気をつけること

青色の魚が群れでいる

正しい浮上速度で浮上する

◎水深-6mまで浮上する際の適正速度は10m/1分

水深-6mまで浮上する際は10mを1分かけてゆっくり浮上するのが適正な浮上速度と言われています。

◎水深-6m~水面に浮上する際の適正速度は6m/1分

水深-6mからは6m移動するのに1分かけて浮上します。
実は水深が浅ければ浅いほどゆっくり時間をかけて浮上しないといけません。

◎ダイバーが吐いた泡の速度に合わせる

ダイブコンピューターを身に付けていない方は、浮上速度が分かりにくいです。
その時に目安となるのがダイバーが吐いた泡の速度に合わせた浮上速度です。
泡には大小があり、大きのに合わせたら早すぎるので最後にで出来た小さな泡に合わせて上がっていきましょう。

◎浮上中は息を吐きながら

息を止めて浮上すると肺の過膨張障害にもつながります。浮上時にずっーーーっと吐きながらは出来ないので、息を吸いたくなったら躊躇なく吸って頂いて大丈夫です。
ただあまり浅いところにいる場合に吸ったらすぐに浮上してしまうので、息を吸う時は一旦止まって吸いましょう。

◎自分の位置を把握しながら

自分がチームのみんなより浮いているのか沈んでいるのか知りながら浮上しましょう。
水中では感覚では水深が分かりずらいのでダイブコンピューターを見たり、インストラクターやバディの位置を確認して周りの景色も見ましょう。

まとめ

今回は浮上時に気をつけることについてご紹介しました。
急浮上しない為には、器材の操作方法に慣れることや、BCD、ドライスーツの排気をしっかり行うことなどで事前に急浮上を防ぐことができます。
また、浮上時は呼吸を止めないことや、浮上速度に注意しながら安全にダイビングを楽しんでいきましょう(^^)/

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ななこ

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