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地味な魚も再度注目してみよう!白浜のあの子たち。

こんにちは!大阪梅田のダイビングショップ、アズールの大庭です(=゚ω゚)ノ

 

スキューバダイビングと切っても切り離せない海の生物、お魚さん。

少し慣れてきたら、よーく見かけるお魚とか、地味なお魚って、無視しがちになっちゃいませんか?

 

慣れてきたダイバーにとって視界の一部になりがちな、なんか見たことあるけど、名前なんやっけ?まぁいっか。

そうゆう魚、めーっちゃいませんか?

 

知ってみると、見る目がかわる!

もうその辺のモブキャラなんて思わせない、懸命に生きるお魚さんたちについて紹介します!

今回は和歌山・白浜で見られる3種をピックアップです(=゚ω゚)ノ

 

初見のみ注目度100%:クロダイ

白浜に住んでる、私のトモダチ。一時期、台風かなんかで全滅していて会えない日々が続いた時もあった。

オーシャンダイバーのライセンス講習を、白浜のミスオーシャン前ビーチの左で潜られた方は、おそらく遭遇率98%じゃなかろうか。

海の底の白い砂地付近を、灰色の30㎝規模の鯛が1匹泳いでいる。

講習中にダイバーの周りをうろつき、その大きさと、パーソナルスペースの近さから、最初は「わ~(^o^)/」とダイバーに喜ばれることも多い。

そして時間の経過とともに「もうえぇって、」と飽きられることでも有名である。

 

関西では「チヌ」とも呼ばれ、海から上がった後「チヌおった!」と真っ先に言えるダイバーは釣り経験者であることが多い。

わかりやすく鯛なので、釣り人からはまぁ人気らしいが、養殖の牡蠣を食い荒らすことがあり、その界隈関係者からは、めちゃくちゃ嫌われている。

 

クロダイの特徴と性格

食い意地がハンパなく、指先の破れたダイビンググローブの先から飛び出た人差し指を、ソーセージかなんかと間違え、かぶりつかれたことがある。

一瞬、血が出たかも!という衝撃が走ったが、無傷だった。

そもそもダイバー慣れしているのも、他のダイバーが知らぬところで魚肉ソーセージで餌付けしている説もあったり、その食い意地度は計り知れない。

 

そういった好奇心旺盛な一面もあるくせに、警戒心も魚一倍強いというギャップもある。

海で遭遇した際は、おそらく高確率で近づいてきて、泳いでる最中に我々ダイバーを追いかけまわしてくると思うが「ホンマは警戒してるくせにっ」という気持ちで眺めてあげよう。

 

ミス前ビーチ左での遭遇率★★★★☆

時間の経過とともに飽きられる率★★★★★

食い意地度★★★★☆

ストーキング度★★★★★

 

皆さんに紹介をしたいのに絶妙な距離とってきて紹介しにくい:ヨメヒメジ

奥さんが姫路出身やわ、という方だけ覚えやすい。

漢字で嫁比売知・嫁非売知と書くそう。闇が深く、炎上しそうな雰囲気なので深入りはしないでおきたい。漢字での書き方は他にも多々あり、明確な由来は不明。

青い海の中、白い砂地の上に1匹の魚が口から生えている2本のキロいひげで砂に隠れている餌を探しながら泳いでいる。

こちらも白浜、ミスオーシャン前ビーチの左と右と、両方で見られることが出来る。

基本的に水底の砂地をはいずっているので、目線を下に落としていると視界に入りやすい。

砂地で何をしているかというと、口から伸びる黄色い2本のひげで餌を探している。

 

ヨメヒメジの特徴、性格

ボディは白地にややこしい柄が色々入っており、口先からは黄色い2本のひげ、尻尾はパッカーンと2手に分かれている。

幼少期から成魚まで同じような風貌なので、幼魚~成魚にかけても判別が容易で見つけやすい。

例)安達祐実

 

昼間の海も、ノソノソと餌を探して動き回っている様子をみかけるが、実は夜行性。本来は寝ているはずの昼間に餌を探している様子のヨメヒメジは、人間でいうと徹夜で食料を探し回っている状態といっても過言ではない。

壮絶な魚生を送っている、頑張り屋さんである。

 

海で見かけた際は「ごはん、おなかいっぱい食べられますように・・」という気持ちでやさしく見守ってあげよう。

 

飢餓度★★★★★

健気度★★★★☆

寝不足度★★★★★

覚えにくさ★★★★☆

 

人間が勝手に名付けたかわいそうな名前:キタマクラ

キタマクラ、と聞くと、縁起悪い名前やな、と思う方もいるだろう。

北枕という日本語は「亡くなった方があの世へ行くために迷子になりませんよう、頭を北向きにして寝かせる」という意味がある言葉。

 

フグの仲間で、名前の由来は「食べたら最悪死に至り、名前の通り北枕になりかねない」という

恐れおののかれるような由来。

他にも毒持ちの魚が多数存在するのに、人間の身勝手さが露呈した同情すべき魚である。

海の中の大きな平たい岩場の上に、茶色と白のツートーンカラーで口がとがった魚が1匹泳いでいる。

キタマクラはフグなので、食べることは可能。

ただ、だいたいチビで可食部分が少ないので、食べるなら他のフグの方がいい。

 

キタマクラの特徴、性格

まず見た目は、おちょぼ口をしていてカワイイと思う。

ピロピロと泳いでおり、時にすばしこい。毒持ちだが、エソという魚が天敵で、丸飲みれさている画像が多々ネットにアップされている。

魚をすこし見分けられる人なら、ハギに似ている印象もうける。

 

水温がマックス低い時期(2月ころ)になると、寒さに弱いのか、岩陰のすみっこでジッとしていてる姿をよく見かける。

なんと手で摑まえることも可能なくらいの、動きのニブさになっている時がある。

ただ、キタマクラという名前だけあって、体表面にも毒があるので触っちゃダメ。

 

カワイイ見た目に反して毒持ち、そして強靭な歯があり釣り糸をかみ切るので釣り人からは嫌われているらしい。

一部のマニアからは観賞用として人気があるそうなので、需要がある世界が存在し、勝手に安心した。

海で見かけた時は「勝手に不幸な名前をつけられてるけど、日本人が勝手にそう言ってるだけやから、そのまま強く生きるんだ」と、応援する気持ちで見てあげて欲しい。

 

勝手にかわいそうな名前度★★★★★

白浜での遭遇率★★★★☆

唐揚げがまずいフグ度★★★★★

エソに食べられる率★★★★☆

 

白浜のビーチでダイビング経験のある皆さん、ぜひ1度、過去のログブックを見直してみてください。

クロダイ(チヌ)、ヨメヒメジ、キタマクラ、書いてませんか?

そしてこれらの情報を知ったうえで、もう一度彼らに会ってほしいのです。

きっと、見る目が変わるでしょう。

 

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ダイビングスクールアズール梅田店ではファンダイビングツアーを随時開催しております(^O^)/
是非お越しください!私たちと一緒にダイビングを楽しみましょう🙆

みなさまのご来店お待ちしております✨

 

ばっちゃん

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