安全停止をスマートに行うコツ!
ダイバーたるもの、いかなる時もカッコよく、スマートに☆
今回は、ボートダイビングでロープや安全停止バーを使った「安全停止」をカッコよく、上手にするコツをお伝えしていきます!
安全停止ってなぁに?
安全停止とは・・ダイビング中、ダイバーの体内に溜まりすぎた窒素を体外に排出するために、浮上途中の水深3-6mの水深で3分停止することをいいます。
これは、ダイビングの潜水障害で絶対になってはならない「減圧症」を予防するためにも必要です!
安全停止時の姿勢・ダイブコンピュータ
〇姿勢
姿勢はずばり「泳いでるときと一緒!」です。
ロープに沿って体をタテにしたりすると、その分中性浮力がとりにくくなってしまったり
他の人のロープをつかむスペースを邪魔してしまう可能性があります!
〇ダイブコンピュータは右腕?左腕?
これは色んな意見がありますが、私は断然、右派です!
普段、時計は左手ですが、なぜダイブコンピューターは右がおススメかというと・・
ワケ:左手は、浮力調整したり、ドライスーツの時は排気したりと使うことが多いので、いつでも見ることが出来る様に「右手首&内側」がおススメです!
内側にダイブコンピューターの画面を持ってくることで、ロープにつかまりながら水深・安全停止の管理がとってもしやすいのです☆
↑ 右手首・内側にダイブコンピュータをつけることで、画面もみやすく、左手で浮力調整もしやすい☆
専用のバーを使った、安全停止
安全停止バーとは
ダイビングサービスの船によっては、船下水深5mの位置に、安全停止する時の専用バーが備え付けられているのです。
これは、ロープにつかまっての安全停止よりも楽チン!
バーを使った安全停止の注意事項
バーにつかまりながら、浮力調整に失敗して急浮上してしまったら・・バーごと急浮上し、他の人も巻き添えにあがってしまいます。
安全停止中の浮力調整は慎重に!
もし、他の人が急浮上して、バーごと浮上してしまった場合は、一緒に浮上しないようにバーから手を放しましょう!
安全停止時の水深
3-6mの間で3分の安全停止、おススメは5mです!
3mだと浅すぎて、姿勢や肺のトリミングなど、ちょっとした瞬間にあっという間に水面にいっちゃいます。
かといってギリギリの6mだと、6mより深くいくとコンピュータによっては、安全停止の機能が停止しまうものもあります。
そのウエイトは適正ですか?
安全停止中の水深5m、BCDに空気はどれくらい入れてますか?
安全停止中に、BCD全部空気を抜いてるのに急浮上しちゃった!
→ウエイトすくなすぎ!力ずくでロープ潜降してませんか?
ウエイトを1キロ~増やしてみましょう!
安全停止中に中性浮力をとるために、BCDにめっちゃ空気を入れている!
→オーバーウエイトかも!1~2キロ減らしてみてもいいかも!
安全停止中も、もちろん中性浮力は保てるように☆
そのためには、適正ウエイトを身につけるところからです。
コチラの記事を参考に↓
まとめ
安全停止は、あくまでも安全停止なので、強制ではありません!
ただ、出来ていた方がダイビングは「安全」に遊べ、強制的にしないといけない「減圧停止」も似たような状況で行いますので、どのみちダイバーの必須スキルのひとつです。
最初はロープやバーにつかまって、キレイな姿勢や、安定した中性浮力がとれるようになってきたら、次のステップは、何もつかまらずにする「フリー」での安全停止です!
ただ、急浮上などのリスクがあるため、フリーの安全停止の練習がしたいときは、事前にインストラクターにスキルのチェックを行ってもらい、水中で勝手に行わないように気をつけましょう!